小説花音クラブ2月号掲載
去る十月十九日、早稲田のアバコクリエイティブスタジオに於て山藍紫姫子先生原作のCD「ラ・ヴィアン・ローズ」のアフレコが行われ、その模様を山藍先生自らレポートして下さいました。
録音日当日の午後三時−−。
最強の(!)五人声優が揃っての収録は、見応え聞き応えのあるものとなりました。
最初は三兄弟がからむシーンから始まりましたが、一眞役の三木眞一郎さん、晧一役の森川智之さん、真澄役の飛田展男さん共に息がぴったり。
そればかりかテストではシナリオにない台詞とかが盛り込まれて、現場は「妖しい」というよりは「怪しい」雰囲気と化しておりました。
例えば……。
……などなど。
晧一 「俺が先だぜ、おい、足開けよ」 『優しくしてね』(アドリブ) 晧一 「真澄、今日は先にやっていいぜ」 『やったぁ』(アドリブ) 晧一 「ふ……ん、百万でイイんだな。百万で愛人になると、自分から認めたな」 一眞 「ち……違う、嘘だ」 晧一 「俺と真澄で五十万ずつで百万、毎月一日にあんたに渡す。そのかわり、あんたは もう俺達から逃げられないぜ」 『しまったッ』(アドリブ) 特に「ちょっと変態っぽいんです」と説明させていただいたところ、真澄役の飛田さんは凄まじくグレードアップ(あの父にしてこの子あり)。
テストの時は特に、糸引くような演技で……(こ、怖かったですぅ)
皆様にも存分にお楽しみいただきたいと思います。
晧一は、これが晧一そのもの!ですので安心して(?)お聴きいただけます。
自分を愛する役どころの四人に対応する三木さんの演技はそれぞれ微妙に違っていて、演じ分けられていますので、一眞の気持ちが誰に傾いているのか、誰をどう思っているのかが良く分かります。
果たして一眞は誰を一番好きなのでしょう?
そうそう、本仁戻先生はノベルスのイラストを描いて下さる時に薔薇の花を三種類の色で塗り分けておられるのです。
それぞれ一眞の気持ちを薔薇の色で表して、とのこと。
カバーは『バラ色の人生(ラ・ヴィアン・ローズ)』で思い浮かぶローズピンク。
見開きの口絵には一眞のブルーな気持ちが現れているブルー・ローズ。
それから本命に対する真紅の薔薇……さぁノベルスで確かめてね。さて収録も後半に入り辺りが暗くなる頃、右月パパと大鳥パパの登場で大人の時間となりました。
人気ナンバーワンの右月パパは、女心を蕩かすお声の堀内賢雄さん。
ノベルスの設定を無視して今回のCDでは塩沢兼人さんバージョンにビューティアップ(こんな言葉あるのかな?)した大鳥パパの、思わず身悶えてしまう美攻め声をどうぞご堪能下さい。
ともかく、声優さんは芸達者揃い。山藍の心配は、三木さんが壊れたら(笑)どうしようということぐらいでしたが、久しぶりに楽しく、活気のあるお仕事をさせていただきました。その成果をどうぞ聴いて下さいね。
収録後には本音対談が繰り広げられ「それぞれ役柄をチェンジして演じるとしたら誰を?」とか、「三木さんは四人の中の誰を選びますか?」とか、果てには「誰が一番テクニシャンなんでしょう?」なんて質問が出て、それぞれのけ反ってしまうお答えをいただきました。これは付録の小冊子に載っていますから、読んで下さいね。
本仁先生の描き下ろしイラストと楽屋落ち漫画も載っています。
特に大鳥パパに不安の方には、安心できるイラスト入り。
本仁先生、ありがとうございました。このCDのお申込は、インターコミュニケーションズへ。
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